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問題1(50点)
「負ののれん」について、次の問に答えなさい。
(1)「負ののれん」を発生せしめると考えられる要因を(例)にならって箇条書きにより3つ列挙しなさい。解答に際しては、①②③と記すこと。
(例)被取得企業の将来の収益力が平均を下回ると見込まれる場合
(2)「負ののれん」の会計処理について、「規則的な償却を行うべき」であるとする見解がある。この見解の基礎にある論拠を説明しなさい。
(3)「負ののれん」の会計処理について、「取得した非流動資産に比例的に配分すべき」であるとする見解がある。この見解の基礎にある論拠を説明しなさい。
(4)「負ののれん」の会計処理について、「発生時に利益計上すべき」であるとする見解がある。この見解の基礎にある論拠を説明しなさい。
(5)「被取得企業の将来の収益力が平均を下回ると見込まれる」ために、「負ののれん」が発生した場合、上記(2)および(4)の会計処理を比較した場合、どちらが財務分析を行う会計情報の利用者の観点から、より有用であるか。株主資本利益率を例に用いて説明しなさい。
問題2(50点)
研究開発費および開発費の処理に関連する次の問に答えなさい。
(1)販売目的で制作されたソフトウェア(市場販売目的のソフトウェア製品および仕掛品を除く。)の製作費のうち、研究開発費に該当しないものの会計処理について説明しなさい。
(2)「研究開発費等に係る会計基準」が設定された理由の1つとして比較可能性の向上があげられているが、会計情報の質的特性としての比較可能性は、わが国の「財務会計の概念フレームワーク」の中で、どのようなものとして位置づけられているか説明しなさい。
(3)ある支出額(たとえば開発費があげられるが、ここでは特定の勘定科目を想定する必要はない。)が繰延経理される根拠について、最も一般的な動的貸借対照表論の考え方をふまえて説明しなさい。 |
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